鉄道を通じた国際協力。技術伝承。きっと政府機関も応援してくれる。
趣味の延長線上かもしれないとは言え、国際的な取り組みになることもあり、念には念をという意味でもJICA(国際協力機構)さんや、在タイ日本大使館さんへ説明と協力の可能性を探りに行きました。
どちらも大変真剣に聞いていただき、共感もいただきましたが、公に組織として応援することは難しいとの回答でした。
説明も受けましたが、よく考えてみれば当たり前でした。
どちらも趣旨は共通しており、将来的に日本企業の参入や日本経済の活性化に寄与する国際協力であれば支援できるとのこと。日本の看板を背負っている機関(日本国民の税金で運営されている)である以上は、日本にメリットがないといけません。「良いことをする」だけでは日本を背負っている立場では足りないのです。
JICAさんはミャンマー国鉄の近代化を支援していますが、基盤強化、システム更新、大量の車両更新など将来の日本企業の参入が見込める取り組みです。
AS社はタイ国鉄が発注した事業を受託した企業の下請けのタイの一民間企業であり、DD51は事業を遂行するために必要な資材を運搬する道具の一つなのです。
しかし、どちらの担当者さんもその後、個人的に応援してくださるとても素晴らしい方々であり、出会うことが出来たことはこのプロジェクトにとってプラスとなりました。
私たちは、タイに来たDD51の技術支援をきっかけに日本とタイの交流を鉄道をキーワードに促進できれば良いと考えており、いつか、政府機関にも応援してもらえる取り組みになればと夢を描きながら、目の前の問題解決に取り組んでいきます。
Comentarios