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執筆者の写真Ryotaro Kobayashi

情報開示の難しさ

 DD51の故障・修復履歴が欲しい――


 AS社から今後も大事に使っていくために、これまでの故障・修復履歴が欲しいとの相談がありました。間にブローカーと商社2社が入っているため、AS社から依頼することは難しい状況でした。


 私たちは、電話交渉や説明をすることであれば、大きな負担ではないと考え、JR北海道へ接触を試みましたが、やはり、第三者である私たちに情報開示されることはありませんでした。


 JR北海道の立場はこうです。

 2015年に廃車した時点で、JR北海道として鉄道車両として管理するものではなくなり、鉄屑として管理され、その後、商社へ鉄の塊としての値段で売却。故障・修理履歴を管理保管する必要性は無くなり、将来にわたって使うことはありません。また、商社2社を経由しており、使用目的もわからない中、さらに第三者のクラウドファンディングのメンバーが情報開示をお願いしたところで、開示する理由も義務もありません。

 しかし、ミャンマ―譲渡の話が頓挫した後、しばらく室蘭港の線路上に留置していたため、その存在は認識しており、故障・修復履歴はまだ残っているとのことでした。

 売却した商社には渡すことは出来るが、その後のことは確認しようがないとのことです。


 JR北海道の考え方は最もであり、情報管理という点でも理解できるものです。

 私たちは、間に入ったブローカーや商社を明らかにし、協力を仰ぐことや、この取り組みをもっと公なものにしていくことで、必要な情報を入手できないか、今後も可能性を探っていきます。

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