top of page
検索
執筆者の写真Ryotaro Kobayashi

DD51-1142のブレーキシリンダーのパッキン破損トラブル

更新日:2022年12月4日

1.AS社からのヘルプコール

 辛嶋さんは普段よりAS社現場監督のソンウッドさんからDD51に関する細かなトラブルの相談を受けていました。ATSベルが鳴り止まなくなることや、変速が出来なくなる相談に対し、LINEを通じて操作方法を指示し解決していました。

 昨年末より、DD51-1142のブレーキシリンダーからエア漏れが発生したとの連絡が入り、パッキンの劣化が原因とわかりました。パッキンの劣化は、エア漏れの原因究明のために分解してしまうと、完全に割れてしまい走行不可能になることから、日本では少々のエア漏れであれば、そのままの状態で点検出来る場所まで走行させるそうです。

 私たちは日本から交換用パッキンをタイへ送る対応をとることにしました。現地の木村さんは前職がメーカーであったため、その経験から部品の輸出用にAS社宛INVOICEを作成し、すぐにタイへ交換用パッキンを発送することが出来ました。チームメンバーの好連携です。

2 パッキンの交換

 1/22(金)にタイAS社に部品が到着し、1/23(土)にAS社技術者が交換作業を行いました。エアー漏れが発生した2箇所を交換、他の箇所は分解し給油しました。1137も早期に点検することをお願いしました。交換したパッキンは穴が開いていました。DD512両は北海道室蘭市に数年間留置されていたため、パッキンの劣化が進んでいたことやグリース切れ等が原因と思われます。

 辛嶋さんの素早い行動と(会社の)柔軟な対応、チーム内の連携によって日本からの部品発送が実現し解決に至りましたが、今後も別のパーツで同様の事象が発生する可能性があるため、交換部品の確保とタイへの送付ルートの確立を行う必要があるという課題を認識しました。


(穴が開いた劣化したパッキン)

(日本から発送したパッキン)





閲覧数:104回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page